カテゴリ: 買い物

皆さんこんばんは
1年以上放置していましてすみません…
毎度毎度ネタはあるんですが、いかんせんブログ記事書くのが…
まぁ

今回はDS3231というRTCがありますね。Arduinoでもお馴染みのアレです
TCXOを使用しており、かなり高精度(年差数秒!)なRTCです。
Arduinoで使用するモジュールにZS-042というモジュールがあります。
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こいつですね
中華製なら1つ150円から200円で買えますね。
DS3231のオリジナルはマキシム社でありまして、これが1つ1000円近くするのであります。
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どう考えてもZS-042という中華モジュールには値段を考えて200円もしないモジュールに1000円もする本物が載っているはずがない。

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実はArduinoでVFDクロックを作ろうと思いまして、RTCを仕入れたわけです。もちろんAliexpressから、ええ。

そしたら時刻の日差が数十秒、酷いものになると30秒近くある。
どう考えてもTCXO搭載のRTCの数値ではない
100均の時計のほうがまだマシですよ。
ありえんです。
プログラムがおかしいのかと色々試してみましたが一向に改善せず。
モジュールがそもそも偽物なのが悪いのでは?という感じがして、いろいろ調べるとどうもそのようです。

先人達のブログを拝見して見ますと、偽物でも一応使えるとの記述も多いです。
DS3231Mはダメですが、そもそもTCXOでは無いので誤差が大きくて当たり前。仕方ないですね。

しかしDS3231Nの偽物でもかなりの精度が出ているみたいですね。
DS3231Nの偽物の話ですが、中華市場では2種類あることを確認できました。
まず、日差30秒もある偽物
そして、日差2秒程度の偽物

両者の違いについて以下に記したいと思います。

DS3231にも2種類あるらしく、DS3231"N"とDS3231"M"があるようです。
今回の話はDS3231Nについての話をしていきます。
DS3231Mは回路構成等、別物で計時誤差もNに比べるとかなりあるようです。

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見にくい写真ですみません。
これが日差が30秒もあるDS3231Nです。
型番に注目してください。これはDS3231"N"です。

日差30秒はおかしいと思いAliexpressにモジュールでは無くIC単体で注文して届いたのが以下です。

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これが日差2秒位のDS3231"SN"です。
まず型番が"N"か"SN"で違います。
左下の1番ピンを示すマーク
これも違います。
単なる○か#かです。

そして本物も入手してみました。
深センのパーツ屋、LCSCに発注したものです。1つ300円くらい。恐らく本物。いや、本物と信じている。

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本物と日差2秒のものと比べると、酷似している。
ぱっと見ではよく分からないほどだ。

この個体は1日経った位では誤差を感じられなかった。

そもそも、本物のICを仕入れるのに越したことはない。
計時誤差が大きいと感じたら正規品を取り寄せて試して見るといいと思う。
初めから正規品を買ったほうが早いような気はするが…

部品が偽物だと色々なところで苦労すると言う事を勉強させられた。

皆さんも良いAliexpressライフを。



どうも…
生きてます
最近は6N6Pの全段差動直結プッシュプルアンプを設計して基板も出来てますので、そのうち記事にできるかと思います。出来れば設計法なんかも触れたいなと思っているところです。
アンプに使うLM334Z(定電流IC)とTL783(高耐圧シャントレギュレータ)をAliexpressから購入しました。
それぞれ相場の10分の一位の値段でしたのでまぁ偽物だろうなと見当はついていたんですが、まさか全く使えないゴミが来るとは思いもよりませんでした。
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これが届いたLM334Zです
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動作試験してみました。
LM334Zは10mAまでの可変定電流源で、だいたい1〜2V程度から機能し始めます。
セメント抵抗が画像にはありますが、手元に合う抵抗値が手っ取り早くそれしかなかったためです。
どうも動作試験してみると定電流っぽい特性は出ているものの電流値によって肩電圧が大幅にバラつくようです。
本物も電流値によって肩電圧はバラつくものの概ね2Vあればどの電流でも定電流特性が出ると書いてあります。
これは3mA時点で3V程度、上限の10mAに設定するとなんと6V程度も電圧をかけないと定電流特性が得られないという代物でした。
定電流特性は出ているので一応使えないこともないですが、肩電圧が高くて使いにくいです。
CRDも比較的肩電圧は高いのでCRDの代用にはなるかもしれませんが、こんな得体の知れない半導体を使いたくないです。
ましてや1V程度から定電流特性が得られるメリットがあり今回はLM334Zを選びました。それなのにこんなに電圧が高いと全くメリットがありません。

Aliexpressガチャは今回も外れ
一応セラーにオープン紛争をしてみたところ、本物だという主張で埒が明かずにAliexpressが介入してもセラーの立場で本物であるため返金できないという判断でした。
5個200円程度なので痛くもないんですが。
CRDは肩電圧が高くて代用出来ないので大人しく正規品買います…

次はTL783
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本物とは似てもいないパッケージですね…
テキサス・インスツルメンツのロゴもなんだか変ですし、表面を研磨した跡が大量に残っています。
もうこの時点で怪しい匂いというか偽物確定です。
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まぁ偽物でもそれらしい動作はするかと思いきや、全くそうでもない!
データシート通りに配線していますが、電源電圧にほぼ比例した電圧が出力されました。
VOUTとADJ間は1.27Vになるように制御するはずですが全くデタラメな電圧…
これは中身が全く違うゴミだと結論付けて、ガスバーナーで素子を焼いてみる事にしました。
レギュレーターやICの類であればダイが見えるはずです。
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こちらが偽物TL783です。

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こちらはLM7809です。
比較のために焼いてみました。
LM7809は中央に小さいながらも回路が作り込まれているのが分かります。

一方、TL783の偽物の方は回路が作り込まれている様子もなく、なにか載っていますがこれでICの類ではないことが判明しました。
見た感じトランジスタかFETのように見えます。
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もしやと思い、中華製トランジスタテスターで測定してみました。
やはりMOS-FETで間違いないようです。
Cは当てになりませんが参考程度にはなるかもしれません。

やはり、FETでしたか…
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この特徴的なパッケージのFETは一体どこのFETなのかといった問題があります。
某氏に聞いてみたところ、もともとHarrisのデバイスで使われていたパッケージのものとのこと。
その後社名がIntersilになって更にFairchildに買収されてFairchildブランドでも出ていたらしい。
ほーん、なるほど…

この調査結果から考えられることとして、
1、Harrisの古いデッドストック品を在庫処分の為に適当にリマークして販売していた。

2、中古品を適当にリマークして再ハンダして仕上げて販売していた。

上記2択のどちらかと言うことになりそうです。個人的には1の在庫処分かなと思うんですが、詳細は不明です。

偽物であることをAliexpressに申告し、販売店と協議したところ、すんなり全額返金されました。相手も偽物と分かりつつ販売していたという事なんでしょうかねぇ 

中華半導体は闇が深いです

最近はテキサス・インスツルメンツが偽物対策のため、一次代理店にのみ販売する事が決定しました。そのため、秋月でもテキサス・インスツルメンツのデバイスは在庫限りのようですし、マルツでも販売しないようです。
今後、どうなっていくんでしょうか。

偽物を引き当てたことで色々と勉強?できました。
それでは良いAliexpressライフを!

最近色々な事がありまして…ブログ更新できておらずすみません…
ネタは書ききれないほど溜まってましてオクで初期不良ありで格安中華コンプレッサー買って修理したり中華インバーター溶接機買ってみたり中華可変安定化電源買ったりと買い物ネタは色々溜まっててちょっと紹介しきれていないんですけどもそのうち気が向いたら記事にしようと思います。気が向くかは知りませんが。コメントで催促してくれたら書くかも。
今回の記事は中華シリアル通信付きデジタルマルチメーターの購入記事です。毎度おなじみの製品レビューになってしまいました
これがまた有能な製品だったんですよ!
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WH5000とか言うメーカー不明なデジタルマルチメーターなんです。
AliExpressで3000円くらいでした。
こいつの購入ポイント

3000円という低価格
TRUE-RMSの通り真の実効値方式
バーグラフ表示もある
ACレンジとDCレンジが分かれている
USBシリアル通信が出来る
CAT Ⅲ対応
マニュアル、オートレンジ切り替え
など…

3000円とは思えぬ高機能っぷり
この中でも結構重要なのに中華テスターだと多いのがACとDCレンジが共通でセレクトかなんかのキーを押して切り替えるタイプ
これは使い勝手が悪くて嫌いなのでACとDCレンジは分かれている方が良いです。こだわりポイント。マジで分かれているだけで使い勝手が全然違う。

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電池は006P
ヒューズに速断ヒューズを使ってます。普通のガラス管ヒューズじゃありません。

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中身としてはこんな感じ。特に目立った不良もないですかね…
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結構大きいハンダボール落ちてました…この辺は流石といったところ。

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メインICはFS9922でした。中華テスターではお馴染みです。
こんなに安くて真の実効値方式なのか疑問でしたがFS9922-DMM4のデータシートをよく読んでみると平均値整流方式の他に真の実効値方式のリファレンス回路が載ってます。基板を見てみるとリファレンス通りの回路構成のようです。真の実効値方式で間違いありませんでした。
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電圧は…こんなもんですよね。問題なし。

サンプリングも3回/sと特に遅くもなく。
3000円でこれが買えるとは思いませんでした。久しぶりに中華製品で当たりが出たと思いますよ
欲しい人はアマゾンでも売ってますのでぜひ!
USBシリアル通信付きで簡易データロガーにもなりますし。

デジタルマルチメーター Kuman 多機能電気測定器 AC/DC電圧・電流・周波数・抵抗・導通測定テスター ライブラインテスター 過負荷保護 データホードル機能搭載 バックライトLED付き 携帯便利 https://www.amazon.co.jp/dp/B075XK6V1N/ref=cm_sw_r_cp_apa_J0SiAbE9RXGBE

それでは

KiCADを使ってガーバーを出力する手順をすぐ忘れるので自分へのメモも兼ねた記事です。今回は。
まずFusionPCBはとにかく安い中国の基板屋です。前まで50㎜×50㎜の2層で$9.9だった気がしますが今見てみると100㎜×100mmで$9.9になってますね、、、安い、、、基板のレジスト色も緑以外でも無料になっています。値下げしたんでしょうかね。

まずKiCADで基板を完成させます。当たり前ですね。

KiCAD4

KiCADの編集からプロットを選択します。

KiCAD2
ガーバーデータが出力されるので好きなディレクトリに保存しましょう。レイヤはチェックマークのあるところのみ出力すれば問題ないです。
製造ファイル出力の隣にあるドリルファイル出力を押してドリルファイルも出力しましょう。
KiCAD

好きなディレクトリを選んで画像のようにチェックマークを付けるとドリルファイルが生成されます。

KiCAD3
そして完成した出力ファイルはこちらです。
元々のドリルファイルは.drlという拡張子だったと思いますが、これを.txtに拡張子を変更してすべてのデータが出そろいました。出揃ったらzipで圧縮してFusionPCBに投げましょう。
基板の色とか基板の厚さなど選べますが好きにしてください。赤色の基板とかかっこいい感じです。真っ白でもいいかもね。
ガーバービュワー
FusionPCBのwebに親切なことにガーバービュワーが用意されているので正しいファイルが出力されているかを確認しましょう。たいてい回路のミスやシルクのミスはこの時点では気づきませんw
製造が始まってキャンセルできないところまでプロセスが進むとようやく間違いに気づきます。

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注文してから製造、最安の配送方法を選択したときの日数はうまくいけば20日前後で届くはずです。
画像はFusionPCBに注文した基板の表と裏。
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いろんなランドの拡大
長穴加工も問題なし。
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一部ちょっと荒いかなと思うシルクもありますがこれも問題なし。
ガバガバレビューですがこんなもんでした。
趣味用途では十分な品質と価格です。助かります。
半年も見ないとサイトのレイアウトなど更新されてるのでちょっと戸惑いますがFusionPCBは下記です。

それじゃあこんなもんで~

こんばんは。
今日のガールズ&パンツァーのオーケストラ参戦してきますよっと。記事書いてるうちに今日になっちゃった。
あぁ〜〜楽しみなんじゃ〜〜

それで、タイトル通りなんですけども裸圧着端子用の中華製圧着工具壊れました。はい。50回も使っただろうか??
コレですね。みんな大好きHS-16
中華圧着工具の代名詞みたいな感じですが。見た目では壊れてるようには見えないんですがね。
最後まで握っても画像のように閉じなくて最後まで圧着出来なくなってしまいました。ラチェットも外れてしまいます…
ガタが大きくなってしまったのかな?
圧着端子と言うのは適切な工具と電線を組み合わせて初めて高い信頼性が生まれます。こんな状態の工具では圧着した物が信頼できる訳がありません。全く…
てな訳で裸圧着端子はそこそこ出番があるので工具を買わねばならない…
まぁ同じ中華製を買ってみようかと思ったりしましたが安物買いの銭失いは何度も経験しているので安さに釣られずぐっとこらえてJISマーク付きの工具買おうかなと。流石に新品だと高いので…中古で漁ってみました。
某オークションを少しの期間張り付いてるとニチフの圧着工具が出品されてたので監視。他に誰も居らずに落札。やったぜ。ニチフ純正なので信頼性は折り紙付き。使用感もあまり無く状態は良いです。2500円也。今はモデルチェンジしていて、見た感じマーベルと全く同じような見た目なのでマーベルのOEMでしょうね。
試しにニチフのR-3.5を使って圧着を比べてみようと思います。
まず中華圧着工具から。
次のニチフと見比べてみてください。
ニチフの圧着工具でかしめた端子。
中華工具はまず刻印が薄い。明らかにクリンプハイトも足りておらず圧着不足になっている可能性が高い。そしてベルマウスも十分な長さ取られていない。
ニチフの工具は…何も言うことはないでしょう。流石です。

こんな短期間で圧着工具が壊れるなんて思いませんでした。圧着工具もまともに作れないのか…
これって個体差なんですかね?品質のバラつきが大きいのはよく聞く話だが。
圧着工具は日本製が良いです。日本メーカーのJISマーク付きならどれも圧着品質は良いでしょうし。
少し高いものの日本メーカーの圧着工具をお勧めします。家を焼かないためにも。

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