カテゴリ: キット

すみません
放置してました…
ネタはたくさんあったんですけどね…
タイトルにある通り今回はアリエクスプレスから買ったトランジスタテスターキットを組み立ててみました。
実は届いたのは2か月くらい前なのですが、組み立ててもまともな動作をしないのでめんどくさくなって放置してました。でも突然原因究明をしたくなって、改めてみたら速攻で原因がわかり草生えましたww
なんであの時の僕はわからなかったんだろうなぁ
もちろんこのキットは中華製なので説明書は一切ありません。そのかわりウェブ上に英語ですが説明書的なページがあります。
まあ、先に言っちゃうと筆者が説明書をよく読んでいなかったのが原因でしたね。

トランジスタテスターとは言ってますが、これマルチデバイスチェッカーって言ったほうがしっくりくるかも。
測定範囲
抵抗 0.1~50M
コンデンサ(ESR測定) 25p~100000μ
インダクタンス 0.01m~10H
トランジスタ(NPN、PNP、HFE、Vf)
FET(ゲート容量、Vt)
ダイオード(Vf、端子間容量)

たぶん測定範囲はこんなもんです。
このキットは日本円にして1300円くらいです。
この機能なら安いのではないでしょうか。

よくあるビニールの袋に入って到着しました。


IMG_4520
袋から出したところです。
部品点数はそこまで多くありません。
IMG_4522
基板表です。
マイコンはATMEGA328です。
これを見てもわかるように基板には部品の値がシルク印刷されており、説明書を読まずとも組み立てられます(死亡フラグ)
IMG_4521
基板裏です。
基板はガラスエポキシの両面で品質は悪くないです。
IMG_4525
サクッと組み立ては終わってしまいます。1時間くらいでしょうか。
この時点で組み立てはあるところが間違っていますが筆者はこの時点では気づいていません。
あるところというのは後述。
完全に液晶とマイコン載せてサクサク完成すると思ってました。
IMG_4524
マイコンにかかる電圧を測定して5VだったのでOK。
IMG_4527
プログラム書き込み済みマイコンを載せて...
IMG_4526
液晶にピンをつけて....

IMG_4536
いざ電源を入れてみると...
Timeout!
なんだこれ。まともに測定できません。
URLにあった説明書をよくよく読んでみると…(ここで初めて説明書読む)S1のスイッチの取り付けが反対だったことが判明。
これは間違ってる画像。
スイッチの真ん中の突起がシルクの通りになら無いといけない。
シルクのラインと突起が合ってます。これが正解です。
両面スルーホール基板なので抜くのが大変だった…
ここに気をつければあとは間違えるポイントはないですね。作りやすくいいキットだと思います。
以下各種測定画像
PNPトランジスタ
IRFP260
詳細不明インダクタ。20μHとなっている。抵抗値も測定されるがこれは信用し無いほうがいいと思う。
100μFの一般用105℃電解コンデンサ。ESRも測定できて便利だと思う。
1N4007。ダイオードの接合容量もわかる。
50kΩの多回転VR


とまぁ、多機能なチェッカーで部品取りしたパーツを使うアマチュアには安くてありがたい測定器だと思います。
そこまで精度要求するわけでもないですし。
スイッチ一つで自動判別してくれて便利なのですが、コンデンサの微小容量とか1Ω以下の抵抗値なんかは信頼性があまりなさそうです。
でもこれがあるのとないのでは結構違うので使える測定器に仕上がっていて良かったです。
これは基板むき出しなのでタカチか何かのケースに入れて使いやすくしてあげたいです。













いやー、初めてオシロを手に持ってテンションが高い筆者ですが関係無く行きましょう。
前々から波形みれたら便利だったなーと思っていて必ずしも必要では無いですがあれば便利な測定器です。プロなら必携だと思うんですけどね。
それで、ひょんなことからオシロスコープが欲しくなり秋月にポチりました(^^)
なんせ筆者は初心者に毛が生えた程度のレベルなのでアレですが…

イメージ 1
ヤマトさんが運んで来た荷物はこれ
左側がオシロキットです。

イメージ 2
開封の儀
なんと英文ですが丁寧にマニュアルが2冊もあるとは思っていませんでした。
片方が作り方的なやつでもう片方が使い方のマニュアルみたいな感じでした。意訳していけました(^_^)
あと、最新のバージョンに基板もプログラムもなっているようですね。ネット上ではあまり見ないタイプです。最新のバージョンで良かった。

イメージ 4
パーツは中国的にぐちゃぐちゃ入っているので下の画像のようにザックリと仕分けた方があとあと実装し易いです。

イメージ 3
ザックリと仕分けました。

イメージ 5
メイン基板です。片面基板ではなくスルーホール基板なので間違うと取り外しにくいです。間違えないようにしましょう(戒め

イメージ 6
先ず背の低い整流ダイオードから実装していきます。ちなみに1N4007でした。

イメージ 7
次に三端子レギュレーターを取り付けます。画像のように足を曲げます。

イメージ 8
このネジとナットを使います。

イメージ 9
ヒートシンクとこのように取り付けます。

イメージ 10
こうなりました。筆者は手持ちに放熱シートと絶縁ブッシュがあったので取り付けてますが、本来はついて来ません。あれば付けた方がいいと思います。

イメージ 11
電解コンデンサはこのようにプラスがシルク印刷されてて進化したんだなーと感じますwwww

イメージ 12
電解コンデンサは中国メーカーの安っぽいやつなので、これは使わずルビコンの低ESRコンデンサをつけます。ノイズ対策。電源周りは大事ですw
入力コンにはMB用超低ESR電解コンデンサを使いました。スイッチングACアダプターでも大丈夫です。

イメージ 13
全て実装しました。
その後、電圧を測定ポイントで測定します。

イメージ 14
ほぼ5Vでした。バリバリOKです。

イメージ 15
電圧測定がOKならジャンパー線をハンダつけすることを忘れずに。

イメージ 16
ピンヘッダです。

イメージ 17
液晶です。これも秋月取り扱いの物に変更なったようですね。

イメージ 18
こちらにピンヘッダの短い方を差し込み垂直にハンダつけします。垂直に!! 
筆者は垂直についておらず少し斜めってたので取り付けに苦労しましたw

イメージ 19
2ピンのピンヘッダはこちらに。これも垂直に!!

イメージ 20
ここのパーツの足は極力短く切ります。液晶と当たってショートしないようにです。

イメージ 21
ここはピンの間隔が狭いのでハンダブリッジしないように気をつけてハンダつけします。

イメージ 23
ここも忘れずに。発振器です。

イメージ 22
最後にタクト、スライドスイッチをつけて完成
この状態でテストしてみましょう。筆者は電源にリサイクルショップから100円で買ってきた9V、0.25AのACアダプターを使っています。
そこで12V電源をつけるとヒートシンクが熱々で触れない程になるらしいです。
筆者はそんなことはなく、ヒートシンクはあったかい程度でした。

イメージ 24
電源スイッチは無いのでwACアダプターをコンセントに差すとこのような画面がでます。もしでないならコントラスト調整をするといいでしょう。

イメージ 25
コントラスト調整の半固定抵抗です。筆者は見やすい位置に調整しました。

イメージ 26
こんなのが出て…
とても液晶は綺麗で見やすいです。画像以上に。

イメージ 27
こうなります。ここからテスト波形を測ろうとしたが波形が出ない…
周波数はちゃんと測れてる…
さぁ困ったぞ。いろいろチェックしましたが組み立てはOKのようです。
とあるサイトを見ると使い方が載ってました。
少し弄らないといけないようです。
ここがとても参考になります。
http://tylercsf.blog123.fc2.com/blog-entry-237.html?sp
悩むこと小一時間

イメージ 28
やっと波形が出ました!これは内蔵の発振器の波形です。

イメージ 29
周波数は500Hz程度でした。

イメージ 33
そしてキットのパーツで簡易プローブ製作♪

イメージ 30
のこぎり波だったり

イメージ 31
正弦波だったりいろんな波形を測ってみました。
イメージ 32 手に乗るくらいコンパクトです。

このオシロスコープを使いこなせるようにもっと技術を身につけないとダメですね~。
そのうち高圧プローブも作りたいと思います(^_^)
高性能なオシロスコープでは無いですが筆者にとっては充分な性能ですね
電子工作ライフがますます充実しそうです。

↑このページのトップヘ