どうも…
交流アーク溶接機を使ったことがありませんが、アークも飛びやすいし値段にしたらいい買い物だったんじゃないかなぁと思います。
ボール盤を回してみたらですね、使い物にならないほどのブレでやはり主軸交換しかないかと思って検討しているところです…
主軸幾らなんだろうか…
さて、実は去年の独身の日にAliexpressで購入した直流インバーター溶接機のレビューをしていきたいと思います。1年かけてレビューですが、200Vの電気工事がなかなか進まなくてですね…
確か送料も込みで11000円ほどだったと記憶しています。
その実力や如何に?
ZX7-200という型番です。
早速開けてみました。
内部はスカスカです。果たしてこんなので溶接できるんでしょうか…
非常に重量も軽く、2kg〜3kgかなぁと思います。トランス式の交流アークと比べるとえらい違いですね。
銘板ですね。200A出力時、使用率は60%で155Aで100%の使用率とあります。ホントかいな?
また、定格電流もピーク43.6Aと
例のブリッジダイオード。25A定格。型番は忘れた。
2次側ダイオード。
F60UP30DNが2つ
1素子の内部に2つダイオードが入っているので4並列という事になる。ダイオードの並列で容量を稼ぐというのはやってはいけない設計なんだがな…
30Aが4並列と言うことで合計120A
200Aとは程遠い数字に。
1次側スイッチングIGBT
40N60NPFDが2つ使用されているようだ。と言うことはハーフブリッジでスイッチングしているらしい。
1次側のケーブルに1.5sqという訳のわからないほど細いケーブルが使われていたので3.5sqのケーブルに交換。
将来30Aに増設することも考えて5.5sqで、電流計も30Aのものを設置
コンセント自体は20A200Vの引掛けタイプを。
引掛けタイプが後々正解であったと知る。
5.5の圧着端子で。
初めて溶接してみた。人生初です。自分で言うのもなんですが、それなりに様になっているのでは???
200Aも溶接電流が出ないことは明らかなので実際、どの程度流れているのか測定してみることに。
直流電流が測定できるクランプメーターで測定してみました。
結果は200Aのダイヤルで120A程度の電流でした。まぁ予想通りですね。
回路を追いかけていくとどうもこいつが溶接電流の設定をしているっぽい。
180Aと書かれたシャント抵抗に繋がっている。
適当に5回転くらい?(覚えていない)グリグリ回してみる。
ヤッター!ビンゴ!ここが溶接電流を決定する半固定抵抗で間違いないようです。200A出ています。不思議なことにオーバーカレントの表示も出ません。
しかも何故か2次側のダイオードが死んでいません。よく分かりません。無事にめでたく200A出力出たのでよしとします。
多分ダイオードは逝かれると思います。その際は300Aのファストリカバリダイオードに交換しましょう。
ダイオードが壊れてから考えることにします。
交流アーク溶接機を使ったことがありませんが、アークも飛びやすいし値段にしたらいい買い物だったんじゃないかなぁと思います。
改造嫌いな人は素直にスズキッドのimax120とか勧めておきますよ。
個人的には面白い溶接機ですよ(ジャンカー的な視点で)
工作の幅も広がった事だし。
溶接で何作ろうかなぁ。
それではまた〜
追記
この溶接機にはPFCはおろか、ノイズフィルターも搭載されていないので性能には関係ないが周囲への障害という意味でノイズフィルターを追加したほうが良いと思われる。
追記終わり