どうも、生きてます。
読者の方が楽しみに?している?のに長らく更新してなくて申し訳ないですね。3Dプリンタの制御基板を作ったり、中華インバーター溶接機を使ってみたり&改造を予定していたりと様々やっております。
今回は卓上ボール盤のオーバーホールと言うことで、某オークションで工場で使用されていたであろう油まみれのボール盤をゲットしました。
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お値段は5000円
遠州工業のESD-250という機械のようです。
めっちゃ汚い…しかも40kg程とホームセンターで売ってるゴミみたいなボール盤よりも重いです。
整備前提のジャンク品ですね。
しかもこいつ、三相モーターを搭載しています。どうにかして三相モーターを単相100vで回そうと考えているのですが、それは後述。

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めっちゃ汚いです。


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スピンドル側のプーリーを止めているベアリングナット。取り外そうと思っても中々外れない…
まさかと思い、反対に回してみるとすんなり外れた。左ネジでした。


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スイッチ
ナショナルの両切スイッチのようですが…
検索しても詳細不明でございます。今回はこのスイッチは使わず動力用の手元開閉器を使うことにします。
しかし三相で両切スイッチはつかっていいんですかね?理論上は問題なさそうですが1本は常に電圧がかかっている訳ですからね…


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モーターを下ろしました。
分解して清掃とベアリングの交換をしていきます。

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汚ねーーー

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シンナーやパーツクリーナー、圧縮エアーを駆使してここまで綺麗になりました。かなり疲れる…

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ナショナルのロゴが良い…


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モノタロウにベアリングを注文。
実はモーター分解と同時にボール盤本体もバラしてベアリング型番を控えていました。

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必要に迫られてプーラー買いました。
これが無いとベアリング外せません。
ヤフオクで送料込み1000円くらいだったような。そんなに出番のない工具なのでこれで十分だと思います。

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プーラーがあるとベアリングがサクサク外れる。

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そこらへんに落ちてた塩ビパイプを活用してベアリングを打ち込みます。
注意点としてはこの場合だとベアリングの内輪にのみ力を掛けるようにしないとベアリングを壊してしまいます。
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ベアリングを交換し、清掃も終わったモーター

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三相は引いて居ないのでとりあえず単相100vで試運転してみます。
三相モーターは単相を入力してもそのままでは回転してくれません。回転させるにはコンデンサを取り付けてコンデンサ起動型モーターのように始動するか、コンデンサも使わずにシャフトを何らかの方法で回してあげるかします。
今回はコンデンサを準備するのがめんどくさかったのでモーターシャフトに紐を巻き付けて勢い良く引っ張ることで起動に必要な回転を得ます。試運転なのでこれで十分。
電源は適当にU、V、Wのどれか2本に100Vを入力するだけでいいです。

クランプメーターの読みは無負荷で0.64A

音も静かに回転しています。問題無さそうです。

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ちなみにこれは起動時にシャフトが回転してない時の電流値
早く回さないと過電流でモーター焼けます。

長くなるのでその2、その3?まで予定しています。
今回はモーター整備までです。
次回はボール盤本体の分解と塗装を書きたいと思います。
それではまた