いつものAliExpressを徘徊しているとですね、LEDバーライトが格安で販売されてました。
110V10WタイプのLEDで$4.58でした。
日本円にして500円ちょっとでしょうか。
なんか自分が購入して数日後には購入できない状態に…
このような状態なのできちんと届くのか不安でしたが1ヶ月半かかってやっと届きました。遅すぎですね…
LED照明ががこんなに安いので中の回路どんなものが入っているのだろうと考えてました。たぶん安いのでコンデンサとダイオードでトランスレス電源を構成しているのだろうと。
こんな感じでした。アルミで出来ていて放熱は良さそうです。長さ60cm
点灯させてみるとかなり白っぽい色で筆者が大嫌いな昼光色です。7000kくらいありそうです。
早速バラします。ネジは使われておらず嵌め込みでした。
何やら回路基板がみえます。
引っ張り出してみました。値段の割にはかなりしっかりした回路でちょっとびっくり。
左のトランスのようなものはインダクタでした。LEDへの供給電圧は32V(実測値)です。
実装も半田付けも概ね問題ないです。この値段でこの品質…いい意味で怖いです…。
中央に見えるICはWS3413DというICらしく、PWMでLEDの制御をするICっぽいです。基板の回路もこのICのデータシート通りでした。
LED照明の寿命を左右する電解コンデンサ。中華ケミコンであるこいつが40000hも持つとは思いません。メーカーはBERYLと言うところでRCシリーズのようです。データシートを見てみると105°C、Low impedance type、寿命は2000hですね。用途はLED driver power supply、ballastとなっています。LED電源にしては寿命が短い気がしますが…まぁデータシートで長寿命でもすぐ妊娠するんですし。
こいつがいつ妊娠してくれるのか楽しみです。

回路の解析はまぁだいたい終了したんですが、LEDの色味が嫌い!取り付ける気にはならない!ということで2835のLEDチップを打ち替えすることに。昼光色と電球色を合わせたらいい感じの色になるんじゃね?ということでAliExpressで探すと2835の電球色が100pcs60円送料込みというバカみたいな値段で売ってます。買いました。
今度は1週間とちょっとで届きました。

打ち替えしました。アルミ基板を採用していてチップLEDということもあり、半田付けがしにくいことこの上ない。フラックスを多用して洗浄剤で洗うことでなんとか半田付けできました。
色味も白色と昼白色の中間のような色(5000kくらい?)になりいい感じです。
ついでにアースもあって取り付ける予定もあるのでTDKのYコンを取り付けてノイズ対策に。気休めかもしれませんけど。
取り付けてみるととても明るく蛍光灯で20W相当の明るさがあります。いつも半田付けや工作などをする机の上の照明に使用しています。後は寿命がどのくらいなのか楽しみです。壊れるとしたら電解コンデンサだろうな。
総改造費用は600円くらい。蛍光灯1本で元が取れる計算です。

今回の改造も成功です。
それじゃまた〜