HPのビジネスノートPCであるElite Book 2540pを去年の秋頃に某オークションで購入して使っておりました。

まぁ、初代i5のモバイル向けだけあり爆熱ですねぇ…
中古ですしホコリも溜まってるだろうということでCPUのグリス塗り替えと清掃しようと思いながら面倒くさくて先延ばしに。
ある日、画像編集していたらCPUが105℃超えて熱暴走し3回強制シャットダウン。これはさすがにまずいと思い、重い腰を上げて分解清掃してみることに。

筆者はノートPCの分解経験ゼロです。全くの素人です。とりあえずやってみます。
裏返してバッテリを抜いたところです。必ず電源とバッテリーは外さないといけませんね。
こいつは主要なネジは全て8の大きさのトルクスネジなのでトルクスドライバーがないとバラせません。筆者は中華トルクスドライバーがあったのでそれで。マイナスドライバーで開けるのはネジをバカにする恐れが大なのでやらないことをお勧めします。
キーボードを外しました。
HDDドライブも外しました。
そして全てのネジを外してゴニョゴニョすると液晶部とマザーボード部分に分かれます。ここまで全く資料がない手探り状態でしたがなんとかこれました。
M/Bの表です。CPUファンが見えます。
CPUクーラーをとりました。CPUグリスは完全に乾いていてチップセットのグリスと共に役目を果たしてない状態です。
CPUクーラーのファンを外して見たところ
ホコリが絡まって風通しが悪いです。
ブロワーをつかってホコリを吹き飛ばして清掃してみました。全然違うのがわかります。
CPUです。オンボードタイプでちょっと残念。ソケットにのってたらi7に交換してあげようかなどと妄想をしておりましたがこれでは無理
それにしても汚いグリスの塗り方だなぁ…
グリスの量が多すぎ。
エタノールを染み込ませたティッシュでグリスを拭いて見ました。
なんと美しいCPUのダイ…
ちょっと見入ってしまいます。
チップセットも同様に。
やっぱり美しい………
使うのは中華CPUグリス。3gで250円くらいと安物。筆者はグリスに高級品を使う意味は自己満足以外に無いと思う
下がっても1〜2℃くらいなら誤差の範囲だし。コスパ悪い。と思ってる。まぁそこは各人の判断で自分が良いと思ったものを使えばよろしい。
均一に塗れました。チップセットの方はヒートシンクと1mmくらい隙間ができるので放熱シートを2枚グリスと共に挟んでかさ上げしてます。ヒートシンクと密着するように。
元に戻してきちんと起動するのか心配でしたが起動して動作も問題なかったので良かったです。
CPUの温度もアイドル時で40度台と安定してます。ファンの風も確実に増えました。清掃前はアイドル時で50〜60度台でした。
高負荷時でも高くて80度台なのでかなり下がりましたね。夏場どうなるかわかりませんが、しない時と比べてかなりの冷却効率アップになりました。

初めてノートPCの分解をしてみましたが、構造に戸惑うこともありました。
この機種はMBにアクセスするのが大変でしたね…そのうちSSD化なんかも考えてます。

それではこの辺で〜