どうも最近、進捗が無い筆者です。 ここ最近、ブログの更新頻度もだだ下がりでしょうか…まぁ、気のせいですよね。 あえてしたことと言えばATX電源の分解くらいでしょうか。ATX電源の分解なんてここの読者には今更感があるので記事にはしませんでした(おいおい しかし、今回の記事はドライヤーの分解です。 そう! 分かってる人はこういう ドライヤーなんて単純でおもしろくねーと。 どうせ電熱線とブロアーと切り替えスイッチだけだろなんてね。 でも、今回分解してみて分かったんです。ドライヤーがおもしろいってことがw ちなみにドライヤーは接触不良のような動かすとついたり消えたりする症状で捨てるところを拾いました() それでは行きましょうか
今回のブツです
ナショナル製で製造年は1996年
パカッと開けてみた。 思ったよりぎっしり詰まっている。温度を可変するための可変抵抗とコネクタ、そしてコンデンサ ドライヤーの強力な風を送るシロッコファン モーターがなかなかおもしろい物だった どこがおもしろいのか後述
ここは設定温度を表示するLEDです 何かのICも見受けられます
発熱体を取り出してみた まぁ、特にこれといって書くことも無いでしょう。雲母板に普通のニクロムヒーターです。
この辺、トライアックあたりです。 トライアックはM1241Mと印字がありますが、どうもデータシートが見当たりません 某氏にこんな物を教えてもらいました。 ありがとうございます。
http://pdf.datasheetcatalog.com/datasheet/Sanken/mXyzvyxx.pdf
これを見ると12Aのトライアックですね。 このドライヤーは1200wですから定格一杯で使っていることになります。 その割りにはヒートシンクが極小ですが、常に空冷なので問題は無いのでしょう。 それでももう少し余裕を持たせてくれると精神衛生上いいかな( ̄ー ̄; と、そのトライアックの下にTO-92のトランジスタのような物が見えます。 正面から見てみましょう
正面です。 N313と印字があり、真ん中の端子は使われていません。 これはトライアックのゲートに直列接続されているのでダイアックと予想していますが、データシートが発見出来なかったのでわかりません。 しかしダイアックだとしたら見たことのない形状。
これはバイメタルスイッチでしょう。 ある一定の温度に過熱すると電源を遮断するようです。
デカいヒューズのような物もありました。 実装場所からして、おそらく温度ヒューズかと思われます。何も記載が無いのでわかりません。 それにしてもデカいなw
んで、このシロッコファンのモーターを摘出しました。 このモーター、見かけはDCモーターみたいですがなんとACモーターなんです!?
背面に整流用のブリッジダイオードを背負っており、直接AC100Vを突っ込める訳です。 中身はDC100V位のモーターなんでしょうね。ブラシもバッチリ見えたし。 新電元のSIVB60というブリッジダイオードですね。600V1Aという仕様です。 しかし、何故このファンモーターにこのような特殊なモーターを用いたのか筆者の低脳な頭ではわかりません。 交流モーターの方がブラシも無いし騒音も少ないしメンテナンスフリーなのでいいと思うのですが… 今回のドライヤー分解は割と部品が詰まっていたし、ドライヤー独特の部品配置や部品がありおもしろかったですね~。 それじゃ、またねー
コメント
コメント一覧 (3)
ありがとうございます。やや特殊なモーターでした。ドライヤーに位しか使われていなさそうです。
DCモーターか、直巻DCモーターの構造で交流を突っ込むユニバーサルモーターなら1万rpmでも可能です。ただユニバーサルモーターは力率や効率が悪いので、最近はブリッジ整流+DCモーターが多いようです。